重箱堀水辺ライブ2025~お台場クルーズ&重箱堀音楽ライブ~

日本最初の海水浴場があった、古地図にある芝浦の海岸に位置した、重箱のような形の運河(入江)があるのをご存知でしょうか? JR田町駅と浜松町駅の中間辺りに位置し、シーバンスに隣接する隠れた場所です。こんな水域が今でも残っていることはちょっと驚きですね。 このスペシャルな場所で、水辺にステージを作り、魅力的な3組のミュージシャンが競演する素敵なステージパフォーマンスを、水上のオープンボートから楽しみませんか?こんな稀有イベント、恐らく日本初開催!!!のはず。 船は40名乗りの開放的なオープンボートで、揺れの少ないカタマラン式。 乗船と下船場所はJR田町駅東口を真っ直ぐ海方向に向かい、徒歩3〜4分ある渚橋乗桟橋。出航してからお台場方面の勇壮な景観を楽しんでから、重箱掘りのライブ会場に向かいます。大人気の亀戸桝本のお弁当と飲み物が付いてるので、ピクニック気分で爽快な演奏を堪能出来ます。 港区の水辺を彩るスペシャルなイベントにぜひお越しくださいませ。 船には定員がございますので、お早めの申し込みをお待ちしております。 お申し込みは以下のURLからとなります。 https://peatix.com/event/4357378/view

東京シティビュー 『手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-』

数々の名作を生みだした手塚治虫が、みずからのライフワークと宣言したマンガ『火の鳥』は、その血を飲んだものは永遠の命を得るという伝説の鳥“火の鳥”を追い求める人々の葛藤を描く一大傑作長編です。過去と未来を交互に描きながら、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的なテーマを縦横無尽に表現した本作の壮大な世界観は、今もなお人々の心をとらえてやみません。 本展では、生物学者・福岡伸一氏が企画に携わり、30年以上の長きにわたって執筆された壮大な叙事詩を読み解きます。さらに、本展のキービジュアルは、グラフィックデザイナー・佐藤卓氏が担当。時空を超えて存在する超生命体“火の鳥”を中心に、赤と黒を基調としたインパクトのあるデザインです。 『火の鳥』の連載開始から70年が経過した今、福岡氏を道先案内人として、新たな生命論の視点から『火の鳥』の物語構造を読み解き、手塚治虫が生涯をかけて表現し続けた「生命とはなにか」という問いの答えを探求します。 ※手塚治虫の「塚」は旧字体が正式表記です。

サントリー美術館 「酒呑童子ビギンズ」

酒呑童子は、日本で最も名高い鬼です。平安時代、都で貴族の娘や財宝を次々に略奪していた酒呑童子が武将・源頼光とその家来によって退治される物語は、14世紀以前に成立し、やがて絵画や能などの題材になって広く普及しました。なかでも、サントリー美術館が所蔵する重要文化財・狩野元信筆「酒伝童子絵巻」(以下、サントリー本)は、後世に大きな影響を与えた室町時代の古例として有名です。このたびの展示では、解体修理を終えたサントリー本を大公開するとともに、酒呑童子にまつわる二つの《はじまり》をご紹介します。 酒呑童子の住処といえば、物語によって丹波国大江山、あるいは近江国伊吹山として描かれ、サントリー本は伊吹山系最古の絵巻として知られます。以降、このサントリー本が《図様のはじまり》となり、江戸時代を通して何百という模本や類本が作られました。 さらに近年注目されるのは、サントリー本とほぼ同じ内容を含みながらも、酒呑童子の生い立ち、すなわち《鬼のはじまり》を大胆に描き加える絵巻が相次いで発見されていることです。 本展では、これらの《はじまり》に焦点をあて、絵画と演劇(能)の関連にもふれながら、酒呑童子絵巻の知られざる歴史と多様な展開をたどります。現代のマンガやアニメにも息づく、日本人が古来より親しんできた鬼退治の物語をお楽しみください。 *酒呑童子は、酒伝、酒顛、酒典、酒天とも表記されます。本展では、作品名は基本的に題箋の表記を尊重し、物語や鬼の汎称として「酒呑」の語を用いています。 ※作品保護のため、会期中展示替を行います ※本展は撮影禁止です